AMALキャブレターでもっともよく使用されているMk1の600/900シリーズの各部寸法を掲載します。
ふだんは、口径を除けば、各部の寸法を気にしなくてもいいのですが、モノブロックからコンセントリックに変更する、メグロやカワサキに使用するなどの場合、寸法的に問題ないかを確認する必要があります。一番問題になるのは、下図の寸法N、すなわちキャブレターをマニフォルドに取り付ける穴の中心間距離です。AMAKキャブレターは、別体276/389であろうと、モノブロック376/389であろうと、そしてまたコンセントリックであろうと、共通して50.8mmです。
しかし、メグロやカワサキに使用する場合、寸法Nは数ミリ狭いです。したがって、穴径を外側に少し広げる必要があります。素材はアルミですから、ヤスリでものの30秒も削れば、両方の穴は外側に広がるでしょう。また、メイン・ジェットの番手を変える必要もあります。
上図の記号 |
600シリーズ 22/24/26mm |
900シリーズ 28/30/32 |
A | 61.2 | 69.6 |
B | 73.6 | 76.6 |
C | 41.3 | 42.9 |
D | 49.2 | 53.9 |
E | 61.7 | 64.7 |
F | 65.0 | 69.8 |
G | 41.2 | 46.0 |
H | 46.4 | |
J | 33.0 | |
K | 7.6 | |
L | 79.6 | 82.1 |
M | 66.7 | |
N | 50.8 | |
O | 9.5 | |
P | φ8.7 | |
Q | 4.7 | |
R | 19.8 | |
S | φ22 φ24 φ26 | φ28 φ30 φ32 |