Cafe British Bikeで取り扱っている商品の中に、トライアンフのパテント・プレートがある。しかし、私自身はタイミング・カバーからパテント・プレートを外した経験も、取り付けた経験もないので、購入されるお客様は、一体どのようにされるのだろうと、少しばかり気になっていた。そんなとき「Classic Bike」(2008年8月号)の「Rick's Fixes」(29ページ)で、パテント・プレートの外し方、取付方を紹介していたので、転載します。参考にしてください。
記事の内容
タイミング・カバーにある三角形のパテント・プレートは、スパイラルのリベットで取り付けられています。まず、取り外し方を説明します。
1. 古いプレートを外す
古いプレートがまだ取りついている場合は、タイミング・カバーを暖めます。そしてリベットが浮き上がってプライヤーで挟めるだけの隙間が空くまで、プレートの3つの角を少しずつ(マイナス・ドライバーの柄などを使って)、浮き上がらせます。次に、プライヤーで反時計方向にねじってプレートとリベットを外します。
2. リベットが外しにくいときはどうするか
リベットの頭がすり減って平らになっている場合、リベットを外すのは容易ではない。リベットは硬いので、ドリルで外すのはちょっと難しい。この場合、プレートを2~3mmほどカバーに押し込み、ドリルで新しい穴を空ける。
注1:「プレートを2~3mmほどカバーに押し込み (lower)」と記載してあるが、具体的にはどうやるのだろう?
3. 新しいプレートを取り付ける
ブル・タックを使ってプレートが動かないようにし、穴位置に印をつけ、ドリルで新しい穴を空け、リベットを軽く叩いて穴に埋め込む。穴にコパー・グリースを数滴たらしておくと、次の機会にリベットを外すとき、外しやすくなる。
注2:ブル・タックとは粘着ラバーです。
注3:英国での商品名はcopper greaseですが、国内での商品名は不明です。