英国のスミス・メータの修理やレストアをしている専門店から、次のような話を聞いたことがあります。それは、クロノメータと電磁式(マグネティック)のメータでは、使用するケーブルが異なるのに(ケーブル断面の口径が異なるのに)、それを知らずして使用するため、メータの故障を誘発している事例が多いとのこと。
下記にその専門店からのメッセージを和訳しておきましたので、参考にしてください。
① インナー・ケーブルの外径が摩耗で丸まっていないこと
② インナー・ケーブルのワイアに破損や異物付着がないこと
③ インナー・ケーブルの外径が、ドライブ・ソケット内径と一致し、きちんと挿入できること(下図参照)
④ ドライブ・エンドから出ているインナー・ケーブルの長さが、ドライブ・ソケットの穴の深さよりやや短いこと
インナー・ケーブルをドライブ・ソケットの穴に差し込んだとき、遊びがある(下図参照)