No.02 スミスのスピード/タコメータへのケーブル取り付け注意


英国のスミス・メータの修理やレストアをしている専門店から、次のような話を聞いたことがあります。それは、クロノメータと電磁式(マグネティック)のメータでは、使用するケーブルが異なるのに(ケーブル断面の口径が異なるのに)、それを知らずして使用するため、メータの故障を誘発している事例が多いとのこと。

下記にその専門店からのメッセージを和訳しておきましたので、参考にしてください。

 

 ① インナー・ケーブルの外径が摩耗で丸まっていないこと

 ② インナー・ケーブルのワイアに破損や異物付着がないこと

 ③ インナー・ケーブルの外径が、ドライブ・ソケット内径と一致し、きちんと挿入できること(下図参照)

 ④ ドライブ・エンドから出ているインナー・ケーブルの長さが、ドライブ・ソケットの穴の深さよりやや短いこと

   インナー・ケーブルをドライブ・ソケットの穴に差し込んだとき、遊びがある(下図参照)